送信者 岩手山 |
子供のころを振り返ると,よく大人は,山を眺めていたように思う.
「あれが 岩手山だ」とか
「今日も十勝岳はよく見えるとか」
「旭岳が白くなった」とか
大人は山をみて そういった
でも 子供の私は,山を見たって面白くもなんともなかった
それは山がいつも同じに見えたから.
ちょっと白くなったって,
紅葉に赤くなったって,興味はあまりわかなかった.
そして いつしか自分が大人になった
山を見ると思いだす
勤務先の工場の窓から見た岩手山
学校の屋上から見た岩手山
友人と上った岩手山
夕日に赤く染まる岩手山
いつも山は,そこにあった
山をみると不思議と過去を思い出す.
だれから「山のないところには暮らしたくない」と言っていたけど
その通りだと つくづく思う.