2012年6月26日火曜日

わんこそば

6/25月曜日の朝は,爽快な晴だった.
宮城方面からの来客があったのだけど,会社のある巣子まで行く
銀河鉄道への乗り継ぎが悪い時間帯に来ることになったので,
出勤途中に盛岡駅まで車で迎えに行く事にした.

盛岡駅前に20分間無料の駐車場があるのだけど,この時間が微妙で
駐車を終えて改札まで迎えに行き,待ち合わせてパーキングを出るには
いつもギリギリになってしまう.

20分を1分でも過ぎてしまうと200円払わねばならない.
朝の通勤時間に盛岡駅へ向かうため,渋滞を考慮して
少し早い時間に家を出るのだけど,
大抵は早い時間に到着するので,
駐車場手前の道幅の広い場所に路駐して時間調整することになる.

この日は,なんとか無料時間内で間に合った.
できれば無料時間が30分あると多少早い時間に到着しても,
安心して駐車場に直行できるのだが,これも利用者の理屈.


普段はカミさんに持たせられる弁当を食べているのだけど,

来客があったときは,一緒に外食することにしている.

岩手県外からいらしゃるお客さんが決まって言うのは,
驚くほど安いのにビックリするほど美味しいということ.
そう言われると,お連れする自分も嬉しい気分になる.
きっと岩手にまた来たいと思ってもらえる動機の1つになるに違いない.

わんこそばは,他の地域から出張してきてくれたビジネスマンを
迎えるのに活用させてもらっている.
来訪してくれた会社のメンバーと杯の数を競い,
ノンアルコールでいつの間にかうちとけあえる.
そういうイベント性のある食の風習は,なかなかないんじゃなかろうか.


そういえば先日,お話した岩手の大会社のトップも,わんこそばの杯数に,
見積金額の上乗せ交渉を掛けた豪快な話をしていたのを思い出す.


交通費をかけてまでして,私達のいる岩手の地まで来て
仕事の依頼をして頂かねばならない事を思えば,
この地で仕事を続けることの困難さに頭を抱えそうになるのだけど,


人には食べる喜びが備えられていることを思い起こすと,
私たちは,最上級の「岩手の食」から強力な援護射撃を
頂いていることに気づかされた.
そう考えたら,食事を前に私の心はホッコリとした暖かい気持ちでいっぱいになり
人と人のつながりのありがたさに感謝せずにはいられなくなった.