2010年3月25日木曜日


送信者 岩手山

子供のころを振り返ると,よく大人は,山を眺めていたように思う.

「あれが 岩手山だ」とか

「今日も十勝岳はよく見えるとか」

「旭岳が白くなった」とか

大人は山をみて そういった

でも 子供の私は,山を見たって面白くもなんともなかった

それは山がいつも同じに見えたから.

ちょっと白くなったって,

紅葉に赤くなったって,興味はあまりわかなかった.


そして いつしか自分が大人になった

山を見ると思いだす

勤務先の工場の窓から見た岩手山

学校の屋上から見た岩手山

友人と上った岩手山

夕日に赤く染まる岩手山

いつも山は,そこにあった

山をみると不思議と過去を思い出す.

だれから「山のないところには暮らしたくない」と言っていたけど

その通りだと つくづく思う.